切り欠きが入った円筒形状の部品では、付け根部分の形状が機械部品の強度物性上重要なポイントとなります。上図のようにRが入っていない形状では、物理強度は脆弱となります。また、切削加工の最中でも割れが発生するリスクがあり、歩留まり悪化の要因ともなります。
機械部品の強度物性を向上させるため、上図のようなR形状にすることが一般的です。これにより、物理強度が改善され、切削加工の最中で割れが発生するようなリスクも低減することができます。したがって、生産の歩留まりも改善されますので、結果的にコストダウンに繋がることもあります。