円筒形状の機械部品の内径研磨では、大径のワークほど仕上げ面が粗くなり、綺麗に仕上がりにくい傾向があります。ワークの円周と砥石の円周の差が大きい場合の研磨加工だと、砥石の磨耗が激しくなり、目詰まりが発生してしまうためです。したがって、精度公差の確保、および外観品質の悪化を解消するための研磨加工の工夫が課題となります。
円筒形状の大径機械部品を内径研磨加工を綺麗に仕上げるためには、研磨加工の工夫が必要となります。具体的には、モーターにインバーターを取り付ける事でスピンドル回転数を自由に変えることができる仕様に変更し、砥石のサイズをワークの円周サイズに近づけることで、大径ワークの内径研磨加工でも、綺麗に仕上げることが可能となります。